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事例紹介

【2025年版】外壁塗装と屋根塗装は同時が正解?費用相場とメリット・デメリットを徹底解説

Table of Contents

  • 外壁塗装と屋根塗装を同時に行うべき?結論と3つのメリット

  • 最大のメリットは「足場代」の節約(約15〜25万円)

  • メンテナンスサイクルが揃い、将来の手間が半減する

  • 新築のような美観の統一感が生まれる

  • 知っておくべき同時施工のデメリットと対策

  • 一度にかかる費用負担が大きくなる

  • 工期が長くなり生活への影響が出る場合がある

  • 【坪数別】外壁・屋根塗装セットの費用相場と内訳

  • 30坪・40坪・50坪の費用目安一覧表

  • 費用の内訳解説(塗料代・足場代・人件費・諸経費)

  • 屋根と外壁で「塗料グレード」を変えるべき理由とは

  • 失敗しない塗料選び!屋根と外壁の最適な組み合わせ

  • 屋根は外壁よりも劣化が早い?耐用年数のバランスを考える

  • 工事の流れと期間:施工中の生活への影響と対策

  • 着工から完工までの全工程と日数の目安(約10日〜14日)

  • 工事中の「洗濯物」「臭い」「騒音」への対策ガイド

  • 塗装費用を賢く抑えるための3つのテクニック

  • 火災保険が適用されるケース(風災・雪災)の確認

  • 自治体の助成金・補助金制度の活用方法

  • 適正価格を知るための「相見積もり」の重要性

  • 後悔しないために!信頼できる塗装業者の見極め方

  • 「足場代無料」や大幅値引きを謳う業者には注意

  • 診断報告書と見積もりの詳細さをチェックする

  • 施工後の保証内容とアフターフォロー体制

  • 外壁・屋根塗装に関するよくある質問 (FAQ)

  • まとめ:長期的なコストパフォーマンスを考えるなら同時施工がおすすめ

  • 外壁と屋根を同時に塗装することで、足場代(約15〜25万円)を1回分節約できるのが最大のメリットです。

  • メンテナンスサイクルを合わせることで、将来的な工事の手間や近隣への挨拶回数、精神的負担を半減させることが可能です。

  • 屋根は外壁よりも紫外線による劣化が激しいため、屋根にはワンランク上の高耐候塗料を選ぶ、もしくは同ランクであっても外壁よりも高い耐候性のある屋根専用塗料を選ぶことが賢い選択です。

  • 費用相場は30坪で約60〜100万円が目安ですが、塗料グレードやシーリング目地の有無・長さ、付帯部の多さ、劣化状況等により変動します。

  • 信頼できる業者選びでは、「足場代無料」「○○もサービスで塗装します」などの甘い言葉に惑わされず、詳細な見積もりと診断報告書を確認することが重要です。そのためにも見積計測・調査診断時の対応の質や長さが最も重要な要素となります。

「そろそろ家の外壁が汚れてきたけれど、屋根も一緒に塗ったほうがいいのかな…でも、一度に両方やると費用が高くなりそうで不安」


築10年を過ぎた頃、ふと見上げた我が家の汚れに気づき、このような不安を抱く方は非常に多いです。家のメンテナンスは決して安い買い物ではありません。だからこそ、「本当に今やるべきなのか?」「損はしたくない」と悩むのは当然のことです。しかし、実は外壁と屋根を別々に工事するよりも、同時に行ってしまった方が長期的には数十万円単位でお得になることをご存知でしょうか?この記事では、なぜ同時施工が推奨されるのか、その具体的なコストメリットから失敗しない塗料の選び方、そして信頼できる業者の見極め方まで、プロの視点で徹底的に解説します。あなたの大切な家を守り、賢くメンテナンスするための第一歩を、ここから始めましょう。

外壁塗装と屋根塗装を同時に行うべき?結論と3つのメリット

結論から申し上げますと、予算の都合がつくのであれば、外壁塗装と屋根塗装は「同時に行うことをお薦め」します。

多くの専門家や塗装業者、リフォーム業者、建てた工務店等が同時施工を強く勧めるのには明確な理由があります。それは単に業者の売上が上がるからではありません。お客様にとって金銭的にも時間的にも、そして精神的にも圧倒的にメリットが大きいからです。

家は「365日、同じ服を着たまま外に立っているようなもの」です。紫外線や雨風、砂埃にさらされ続け、私たちが気づかないうちに少しずつ、しかし確実に劣化しています。特に屋根は普段目に入りにくいため、「外壁が気になり始めた頃には、屋根はもっと深刻な状態だった」というケースが後を絶ちません。

もし、外壁だけをきれいにして屋根を放置した場合、数年後にまた屋根のために塗装をすることになります。その際、再び業者を探し、打ち合わせをし、近隣への挨拶回りをする……この手間は想像以上に重荷となります。同時施工は、こうした将来の負担を先回りして解消する「賢い投資」なのです。

ここでは、同時施工を行うことで得られる具体的な3つのメリットについて、詳しく掘り下げていきましょう。

最大のメリットは「足場代」の節約(約15〜25万円)

外壁塗装と屋根塗装を同時に行う最大の、そして最も分かりやすいメリットは、「足場代の節約」です。

塗装工事を行う際、職人が安全に作業し、高い品質を確保するためには家の周囲に金属製の「足場」を組む必要があります。そして、飛散防止ネット(メッシュシート)で家全体を覆います。この足場の設置・解体にかかる費用は、一般的な30坪程度の2階建て住宅で、約15万円〜25万円が相場です。

ここが重要なポイントです。この足場代は、外壁塗装だけでも屋根塗装だけでも、そして両方同時に行う場合でも、かかる費用は同じなのです。

  • 別々に工事した場合の例:
    外壁塗装(足場代20万円)+ 数年後に屋根塗装(足場代20万円)= 足場代合計 40万円

  • 同時に工事した場合の例:
    外壁・屋根塗装セット(足場代20万円)= 足場代合計 20万円

このように、タイミングをずらして別々に工事を行うと、足場代だけで約20万円もの無駄な出費が発生してしまいます。この20万円があれば、塗料のグレードをシリコンからフッ素や無機ハイブリッド塗料にアップグレードして、家の寿命をさらに延ばすことも可能ですし、家族旅行に行くことだってできます。

「一度にかかる費用を抑えたい」という理由で工事を分ける方もいらっしゃいますが、トータルコストで見ると明らかに損をしてしまうのが、この足場の仕組みなのです。

メンテナンスサイクルが揃い、将来の手間が半減する

2つ目のメリットは、「メンテナンスサイクル(修繕計画)の統一」による手間の削減です。

塗装工事は、単にお金を払って終わりではありません。業者選びから始まり、現地調査、見積もりの比較検討、色決め、近隣への挨拶、工事中の生活制限(洗濯物が干せない、窓が開けられない等)、そして完了検査まで多くの時間と労力を要します。これを10年〜15年に一度のイベントとして済ませるか数年おきに繰り返すかは生活の質に大きく関わります。

例えば、築10年で外壁だけを塗装し、築15年で屋根を塗装したとします。すると、次の外壁塗装は築20〜25年頃、屋根は築25〜30年頃…というように、常に家のどこかが工事中、あるいは工事の検討期間という状態になりかねません。

同時施工を行えば、次回のメンテナンス時期も外壁と屋根でほぼ同じタイミング(例えば15年後)に揃えることができます。これにより、以下のような「見えないコスト」を大幅にカットできます。

  • 業者との打ち合わせ時間

  • ご近所への挨拶回りの気苦労

  • 工事期間中の騒音や臭いへのストレス

  • 契約手続きや書類管理の手間

「面倒なことは一度で済ませたい」と考える忙しい現代人にとって、メンテナンスサイクルを揃えることは、金銭的な節約以上に大きな価値があると言えるでしょう。

新築のような美観の統一感が生まれる

3つ目のメリットは、「美観の統一感」です。

想像してみてください。外壁は塗り替えられてピカピカの新築のような輝きを取り戻したのに、屋根を見上げると色褪せてコケが生えている状態を。あるいはその逆で、屋根だけがきれいになり、外壁の汚れが余計に目立ってしまう状況を。

家はトータルコーディネートが重要です。外壁と屋根は視覚的にセットで認識されるため、片方だけがきれいになると、もう片方の劣化具合が対比によって強調されてしまい、「ちぐはぐ」な印象を与えてしまいます。

同時に塗装を行うことで、家全体が一度にリフレッシュされ、まるで新築時のような美しい外観を取り戻すことができます。また、色選びの際も、外壁と屋根の色の組み合わせ(配色)を同時に検討できるため、よりデザイン性の高い、バランスの取れた仕上がりが期待できます。

「せっかく足場を組んで塗装工事をしたのに、なんだか家がきれいになった気がしない…」という後悔を防ぐためにも、美観の観点から同時施工は非常に有効です。家がきれいになることは、そこに住む人の気持ちを明るくし、資産価値の維持にも直結します。

知っておくべき同時施工のデメリットと対策

ここまで同時施工のメリットを強調してきましたが、もちろんデメリットがないわけではありません。良い面ばかりを見て判断すると、後で「こんなはずじゃなかった」と後悔することになりかねません。

しかし、デメリットの多くは、事前に知っておくことで対策が可能です。ここでは、同時施工を検討する際に必ず直面する2つの壁と、それを乗り越えるための具体的な対策について解説します。

一度にかかる費用負担が大きくなる

同時施工の最大のハードルは、やはり「一度に出ていくお金が大きい」ことです。

トータルコストで見れば数十万円お得になるとはいえ、外壁塗装だけであれば80万円〜100万円程度で済むところが、屋根も合わせると120万円〜150万円、場合によってはそれ以上のまとまった資金が必要になります。家計にとってこの差額は決して小さくありません。

「子供の教育費がかかる時期だから、今は出費を抑えたい」「急な出費で貯金を取り崩したくない」という事情がある場合、無理に同時施工を選ぶことが正解とは限りません。

【対策】
このデメリットを解消するために、以下の方法を検討してみてください。

  • リフォームローンの活用: 多くの塗装業者や銀行がリフォームローンを取り扱っています。金利はかかりますが、月々の支払いを数万円程度に抑えることができ、手元の現金を残したまま工事が可能です。足場代の節約分(約20万円)を金利手数料に充てても、まだお釣りがくるケースも多くあります。

  • 予算に合わせたプラン調整: 信頼できる業者であれば、予算を伝えればそれに合わせた塗料プランを提案してくれます。例えば、外壁は耐久性の高いシリコン塗料、屋根は遮熱シリコン塗料にするなど、グレードを調整することで総額をコントロールできます。

工期が長くなり生活への影響が出る場合がある

もう一つのデメリットは、「工期が長くなる」ことです。

外壁塗装のみであれば、天候にもよりますが通常14日〜21日程度で完了します。しかし、屋根塗装も同時に行う場合、洗浄や塗装の工程が増えるため、工期が数日(3日〜5日程度)延びる傾向にあります。

工期が延びるということは、それだけ長く「足場とシートに囲まれた生活」が続くことを意味します。洗濯物を外に干せない期間が長引いたり、職人の出入りや作業音によるストレスが数日分多くなったりすることは、在宅ワークの方や小さなお子様がいるご家庭にとっては無視できない問題です。

【対策】
工事中のストレスを最小限にするためには、事前の確認と準備が鍵となります。

  • 工程表の確認: 契約前に詳細な工程表をもらい、「いつ」「どこを」塗るのか、洗濯物が干せない日は具体的にいつなのかを確認しましょう。

  • 換気の相談: 「窓を閉め切ったままは息苦しい」という場合は、養生(ビニールで覆う作業)の方法を工夫してもらい、夜間や作業のない日は窓を開けられるように相談してみましょう。

  • 季節の選定: 窓を閉め切ってもエアコンで快適に過ごせる時期や、洗濯物が乾きやすい時期など、生活スタイルに合わせて工事時期を選ぶのも一つの手です。

【坪数別】外壁・屋根塗装セットの費用相場と内訳

「結局、いくら用意すればいいの?」

これが皆様の一番知りたい情報ではないでしょうか。外壁塗装・屋根塗装の費用は、建物の大きさ(坪数・塗装面積)、使用する塗料のグレード、そして現在の劣化状況によって大きく変動します。

ここでは、一般的な2階建て住宅を想定し、坪数ごとの費用相場と、その内訳について詳しく解説します。提示する金額はあくまで目安ですが、見積もりが適正価格かどうかを判断する際の重要な物差しとなるはずです。

30坪・40坪・50坪の費用目安一覧表

一般的なシリコン塗料を使用した場合の、外壁・屋根同時塗装の費用相場は以下の通りです。

建坪(延床面積)

外壁・屋根塗装セット費用相場

外壁のみの相場

屋根のみの相場

30坪(約99㎡)

80万円 〜 120万円

60万円 〜 90万円

20万円 〜 30万円

40坪(約132㎡)

100万円 〜 145万円

75万円 〜 110万円

25万円 〜 35万円

50坪(約165㎡)

120万円 〜 170万円

90万円 〜 130万円

30万円 〜 40万円

※上記金額には、足場代、高圧洗浄、養生、材料費、人件費が含まれています。
※劣化が激しく補修が必要な場合(ひび割れ補修、シーリング打ち替え、屋根のタスペーサー設置など)は、別途費用が加算されます。
※使用する塗料がフッ素や無機ハイブリッド塗料などの高グレードなものになれば、上記金額からさらに10〜30万円程度アップする可能性があります。

この表を見て、「幅があるな」と感じられたかもしれません。これは、同じ30坪の家でも、窓の多さ(塗装面積が変わる)、屋根の形状(急勾配だと屋根足場が必要になる)、外壁の種類(サイディングかモルタルか)等によって作業内容が異なるためです。

費用の内訳解説(塗料代・足場代・人件費・諸経費)

見積書を見たとき、「一式」という言葉でまとめられていたら要注意です。適正な見積書には、必ず詳細な内訳が記載されています。費用の構成比率を知っておくことで、どこにお金がかかっているのかが理解できます。

一般的な塗装工事費用の内訳は、おおよそ以下の比率になっています。

  • 足場代(約20%):
    職人の安全確保と作業品質のために不可欠です。飛散防止ネットも含まれます。一般的な住宅で15〜25万円程度です。

  • 材料費(約25%):
    塗料そのものの代金です。塗料のグレード(シリコン、フッ素、無機ハイブリッドなど)によって最も変動する部分です。また、シーリング材(コーキング)や養生用のビニールなどもここに含まれます。

  • 人件費(約35%):
    職人の技術料です。塗装は手作業のため、ここを極端に削ると「手抜き工事(塗り回数を減らす、雑な作業)」に直結します。適正な工期と人数には適正な費用が必要です。

  • 利益・諸経費(約20%):
    業者の運営費、現場管理費、交通費、廃棄物処理費などです。営業会社や大手ハウスメーカーなどは広告宣伝費や営業経費が乗るため、この比率が高くなる傾向にあります。

「足場代無料!」と謳う業者がいたとしても、その分が材料費や人件費に上乗せされているか、あるいは必要な工程を省いている可能性が高いです。内訳のバランスが崩れている見積書には十分注意しましょう。

屋根と外壁で「塗料グレード」を変えるべき理由とは

見積もりを取る際、外壁と屋根に「同じグレードの塗料(例えば両方ともシリコン)」を提案されることがよくあります。しかし、プロの視点から言えば、これは必ずしも正解ではありません。

なぜなら、屋根は外壁よりも圧倒的に過酷な環境にあるからです。

屋根は、直射日光(紫外線)を真上から浴び続け、雨や雪を直接受け止めます。その紫外線量は外壁の3倍とも言われています。そのため、もし外壁と屋根に同じ耐候年数(例えば10年)の塗料を塗った場合、間違いなく屋根の方が先に劣化してしまいます。

数年後、外壁はまだきれいなのに屋根だけが色褪せてボロボロ…という状態になると、次回のメンテナンス時期がずれてしまい、せっかく同時施工で揃えたサイクルが無駄になってしまいます。

次回の塗り替え時期を揃えるためには、「屋根には外壁よりもワンランク上の耐候性を持つ塗料」を選ぶのが鉄則です。例えば、外壁に「シリコン塗料(耐候年数10年前後)」を使うなら、屋根には「フッ素塗料(耐候年数15年前後)」を選ぶ。このように耐候年数のバランスを計算して組み合わせることで、家全体を効率よく守ることができるのです。

もしくは、例えば同じシリコン塗料でも外壁用と屋根用でシリコン樹脂グレードや塗膜硬度をそれぞれ最適な仕様へ設計している塗料も存在します。このような塗料であれば同じグレードの塗料であっても劣化度合も同様にすることができます。

失敗しない塗料選び!屋根と外壁の最適な組み合わせ

前章で触れた「耐候年数のバランス」について、もう少し具体的に見ていきましょう。塗料選びは、塗装工事の成功を左右する最も重要な要素の一つです。

「高い塗料が良いのはわかるけど、予算もあるし…」
「種類が多すぎて何を選べばいいかわからない」

そんな悩みを持つ方のために、屋根と外壁の最適な組み合わせと主要な塗料の特徴を解説します。

屋根は外壁よりも劣化が早い?耐用年数のバランスを考える

屋根と外壁の劣化スピードの違いを考慮した、おすすめの組み合わせパターンをいくつかご紹介します。目標とする「次回のメンテナンス時期」に合わせて選んでみてください。

パターンA:コストパフォーマンス重視(次回メンテナンス目安:約8〜12年後)

  • 外壁: シリコン塗料

  • 屋根: 高耐候型シリコン塗料(ラジカル制御型顔料)

  • 解説: 最も一般的で費用を抑えられるプランです。屋根にはシリコン塗料の中でも紫外線に強いタイプ(ラジカル制御型顔料採用など)を選ぶことで、外壁との劣化差を埋めます。

パターンB:長期耐候・バランス重視(次回メンテナンス目安:約13〜18年後)

  • 外壁: 無機フッ素塗料(ラジカル制御型顔料)

  • 屋根: 無機フッ素塗料(ラジカル制御型顔料)

  • 解説: 初期費用は少し上がりますが、塗り替え頻度を減らせるため、トータルコストでお得になる人気の組み合わせです。屋根をフッ素以上にすることで、長期的な安心が得られます。

パターンC:最高級・長持ち重視(次回メンテナンス目安:約20年以上)

  • 外壁: 無機ハイブリッド塗料(ラジカル制御型顔料)

  • 屋根: 無機ハイブリッド塗料(ラジカル制御型顔料)

  • 解説: 「とにかく長持ちさせたい」「もう当分工事はしたくない」という方向け。最強クラスの耐候性を誇る無機ハイブリッド塗料を使用します。

シリコン・フッ素・無機ハイブリッド塗料の特徴と選び方

各塗料メーカーのカタログに出てくる代表的な樹脂(グレード)の特徴を簡単にまとめました。

シリコン塗料(耐候年数:8〜12年)

現在最も普及しているスタンダードな塗料です。価格と耐久性のバランスが良く、カラーバリエーションも豊富です。「とりあえず標準的なもので」という場合はこれが選ばれます。

フッ素塗料(耐候年数:13〜18年)

シリコン塗料よりも紫外線に強く耐候性が高いため、「15年程度は持たせたい」という方に選ばれる塗料です。一般的なフッ素塗料の他に、さらにグレードアップした無機含有のフッ素塗料があり、現在はこちらの無機フッ素塗料が主流になりつつあります。

無機ハイブリッド塗料(耐候年数:20年〜)

ガラスや石等と同様の無機物による超耐候性と、有機物による柔軟性を併せ持つ塗料が無機ハイブリッド塗料であり、現時点で最高ランクの耐候性を持つ塗料です。紫外線でほとんど劣化せず、燃えにくいという特徴もあります。価格は高いですが塗り替え回数を最小限に抑えたい場合に最適です。長期的な費用対効果では最もお得になる塗料と言えます。

※ラジカル制御型塗料について

近年「ラジカル塗料」と呼ばれる塗料が出ていますが、ここで言う「ラジカル」とは顔料を指し、一般的な顔料ではなく、色あせしにくい顔料=ラジカル制御型顔料を使用した塗料となります。樹脂はシリコンを主成分にしている塗料が一般的です。このラジカル制御型顔料をシリコン塗料だけでなくフッ素塗料や無機ハイブリッド塗料にも採用する塗料メーカーも増加しています。

塗料選びで迷ったら、「次の塗り替えを何年後にしたいか?」を業者に伝えてみてください。信頼できる業者なら、そのライフプランに合わせた最適な組み合わせを提案してくれるはずです。

工事の流れと期間:施工中の生活への影響と対策

契約が済んでいざ工事となると、気になるのは「工事中の生活」です。足場がかかり、職人が出入りする約2週間の間、普段通りの生活ができるのか不安に思う方も多いでしょう。

ここでは、着工から完工までの具体的な流れと、その間に発生する生活への影響(洗濯物、臭い、騒音など)への対策について解説します。

着工から完工までの全工程と日数の目安(約10日〜14日)

契約が済んでいざ工事となると、気になるのは「工事中の生活」です。足場がかかり、職人が出入りする約2~4週間の間、普段通りの生活ができるのか不安に思う方も多いでしょう。

ここでは、着工から完工までの具体的な流れと、その間に発生する生活への影響(洗濯物、臭い、騒音など)への対策について解説します。

着工から完工までの全工程と日数の目安(約14日〜28日)

外壁・屋根塗装を同時に行う場合の標準的な工程は以下の通りです。天候によって順延する場合があるため、余裕を持ったスケジュールを想定しておきましょう。

  1. 近隣挨拶(工事1週間前〜): 近隣への配慮やトラブル防止のため、業者が近隣へ挨拶回りをします。

  2. 足場仮設(1日目): 足場を組み立てる際に足場資材を叩きながら組むため、金属音が出ます。家の周りに足場を組み、飛散防止ネットを張ります。

  3. 高圧洗浄(2日目): エンジン音が出ます。長年の汚れや藻・カビを水圧で洗い流します。洗濯物は干せません。

  4. 養生・下地処理(3〜5日目): 窓などをビニールで覆います。ひび割れ補修やシーリング目地の打ち替えや増し打ち補修を行います。

  5. 外壁塗装(6〜10日目): 下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本です。

  6. 屋根塗装(10〜12日目): 外壁と並行、または前後して行います。こちらも3回塗りが基本です。

  7. 付帯部塗装(13〜15日目): 雨樋、破風板、軒天などを塗装します。

  8. 完了検査・手直し(16日目): 塗り残しや汚れがないかチェックします。

  9. 足場解体・清掃(17〜18日目): 足場を撤去し、周囲を清掃して完了です。

工事中の「洗濯物」「臭い」「騒音」への対策ガイド

工事期間中、お客様の生活に直接影響するのは主に以下の3点です。

1. 洗濯物が干せない
高圧洗浄の日や、塗料が飛散する可能性がある日は、洗濯物を外に干すことができません。部屋干しをするか、コインランドリーを利用する必要があります。
【対策】 工程表を確認し、「洗濯NGの日」を事前に把握しておきましょう。また、どうしても干したい場合は、ベランダ周辺の作業がない日に限定して干せるか、職人に相談してみましょう。

2. 塗料の臭い
塗料には耐候性を重視した油性(弱溶剤)塗料と、臭いやコストダウンを重視した水性塗料に分かれます。全国的には油性(弱溶剤)塗料の割合が大きいですが、地域によっては水性塗料が主流になっています。油性の方が水性に比べれば臭いはありますが、住宅用で弱溶剤タイプのため公共工事等で使用する強溶剤タイプとは違い、臭いはそこまで強いわけではありません。あくまでお客様が耐候性重視か臭い・コストダウン重視か等の要望によって選ぶ基準が変わります。
【対策】 臭いに敏感な方や小さなお子様、ペットがいる場合は「水性塗料」を選んでもらうよう事前に要望を出しましょう。また、塗装作業中は換気扇から臭いが入ることもあるため、必要に応じて換気扇を止めるなどの工夫も必要です。臭いはとくに気にせず耐候性を重視したい場合は「油性(弱溶剤)塗料」を選んでもらうように事前に要望を出しましょう。

3. 騒音とプライバシー
足場の組み立て・解体時の金属音や、高圧洗浄機のエンジン音はかなり大きな音がします。また、職人が窓の外を行き来するため、カーテンを開けにくい状況が続きます。
【対策】 足場工事の日(初日と最終日)は外出の予定を入れるなどして、音のストレスを避けるのがおすすめです。また、職人は配慮に長けたプロですので室内を覗くようなことはしませんが、気になる場合はレースのカーテンを閉めておきましょう。

塗装費用を賢く抑えるための3つのテクニック

外壁・屋根塗装は高額な工事ですが、制度をうまく活用したり、工夫をしたりすることで費用を抑えることが可能です。ここでは、知っている人だけが得をする3つのテクニックをご紹介します。

火災保険が適用されるケース(風災・雪災)の確認

意外と知られていないのが、「火災保険」の活用です。火災保険は火事だけでなく台風や強風、雪などの自然災害による損害(風災・雪災)も補償対象になることが多いのです。

例えば、以下のようなケースは保険が適用される可能性があります。

  • 台風で屋根の瓦がズレた、割れた

  • 強風で飛来物が当たり、外壁に傷がついた

  • 雪の重みで雨樋が歪んだ

もし、塗装工事のきっかけがこうした自然災害による破損であれば、修繕費用の一部または全額が保険金で賄えるかもしれません。経年劣化は対象外ですが、プロの業者が調査すると「実は風災だった」と判明することもあります。契約前に一度、加入している保険証券を確認し、業者に相談してみることを強くおすすめします。

自治体の助成金・補助金制度の活用方法

お住まいの地域によっては、外壁・屋根塗装工事に対して助成金や補助金を出している自治体があります。

一般的に「省エネリフォーム(遮熱塗料の使用など)」や「定住促進」を目的とした制度が多く、数万円から多いところでは10万円以上の補助が受けられる場合もあります。

ただし、これらの制度は「予算上限に達し次第終了」「着工前の申請が必須」「地元の業者を利用することが条件」など、ルールが厳格です。工事が終わってからでは申請できないため、必ず見積もり段階で自治体のホームページを確認するか、役所の窓口で問い合わせてみましょう。

適正価格を知るための「相見積もり」の重要性

費用を抑え、かつ失敗しないための基本中の基本が「相見積もり(あいみつもり)」です。

1社だけの見積もりでは、その金額が高いのか安いのか、工事内容が適切なのか判断できません。必ず2〜3社の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。

比較する際は、単に「総額の安さ」だけで決めてはいけません。以下のポイントを見比べてください。

  • 塗装面積は正しく計測されているか?

  • 塗料の商品名やメーカー名は明記されているか?

  • 塗り回数(3回塗りなど)は記載されているか?

  • 保証内容は明確か?

極端に安い業者には、必要な工程を省いているなどの「安さの理由」が必ずあります。相見積もりは適正価格を知り、信頼できる業者を見極めるための最強のツールです。

後悔しないために!信頼できる塗装業者の見極め方

塗装工事の品質は、塗料の性能よりも「誰が塗るか(職人の腕と誠実さ)」で決まると言っても過言ではありません。どんなに高級な塗料を使っても、希釈率(薄め方)を間違えたり、乾燥時間を守らなかったりすれば、数年で色あせや剥がれてしまいます。

最後に、悪徳業者に騙されず、本当に信頼できる優良業者を見極めるためのチェックポイントをお伝えします。

「足場代無料」や大幅値引きを謳う業者には注意

「今なら近くの現場から足場を持ってこれるのでキャンペーンで足場代を無料にします!」「ここは宣伝になるのでモニター価格で100万円値引きします!」

このような甘い言葉で契約を迫る業者には、最大限の警戒が必要です。

先ほど解説した通り、足場代には必ずコスト(職人の手間賃や材料運搬費)がかかります。それが無料になるということは、他の項目の単価に上乗せされているか、手抜き工事でコストを回収しようとしているかのどちらかです。

また、最初から大幅な値引きができる見積もりは、元々の金額が不当に高く設定されていた証拠です。誠実な業者は、最初から適正価格を提示し、根拠のない大幅値引きは行いません。「今日契約してくれたら…」と契約を急かす業者も避けた方が無難です。

診断報告書と見積もりの詳細さをチェックする

契約前の現地調査(診断)の際、業者がどれだけ丁寧に家を見てくれたかを思い出してください。屋根に登ったり、高所カメラやドローンを使ったりして、普段見えない部分までしっかりチェックしていましたか?家全体を細かく診断するとなると1人で120分ほど、2人で75分ほどは診断に時間を要します。「うちは慣れているから」という言い分で診断時間が少ない場合、実際に工事が始まってから「追加工事・追加請求の発生」もしくは「材料が足りるように伸ばして仕上げる」のどちらかが実際には発生しています。塗料もシーリング材も伸ばそうと思えばメーカー規定の2倍以上薄く伸ばすことも簡単にできてしまいます。施工後3~5年程度はキレイに見えることもあります。5年経過後あたりから「何か色あせしているような・・」「塗装が剥がれてきた」といった時間差でハッキリと不具合が表れてくるリスクが非常に高くなるため注意が必要です。

優良な業者は、写真付きの「診断報告書」を作成し、「なぜ塗装が必要なのか」「どこの補修が必要なのか」を視覚的にわかりやすく説明してくれます。

また、見積書も「外壁塗装一式」ではなく、「下塗り 〇〇㎡」「中塗り 〇〇㎡」「上塗り 〇〇㎡」「縦目地シーリング材 〇m」「窓枠目地シーリング材 〇m」「軒天との取り合いシーリング材 〇m」のように各部位が詳細に記載されているか確認しましょう。詳細な見積書は、ごまかしのない誠実な仕事の証明です。

施工後の保証内容とアフターフォロー体制

塗装工事は「塗って終わり」ではありません。むしろ塗装後が始まりと言っても過言ではありません。万が一、数年で塗装が剥がれてきた場合に備えて、「保証書」が発行されるか必ず確認しましょう。

また、保証内容として一般的に「フクレ」「剥がれ」「ひび割れ」といった不具合に対して保証する程度で「色あせ」「雨漏り」「シーリング破断」といった防水性に重要な要素は保証対象外となっているケースがほぼ100%ですので、その点も業者へ確認することをお薦めします。

口約束だけの保証はトラブルの元です。「工事保証(施工店の保証)」だけでなく、塗料メーカーが品質を保証する「メーカー保証」がついているとより安心です。

また、工事後のアフターフォロー体制が整っているかも重要な選定基準です。とくに個人店や小規模の会社では塗装費用自体は安く見えても社長に属人化しているため、社長がケガや病気、あるいはその時の気分によって、保証対応の可否が決まってしまいます。その反面、組織でのチーム体制が整備されている会社では属人化していない仕組みで動いているため確実に保証対応ができます。この視点も踏まえて業者選びを行うことが賢明です。

外壁・屋根塗装に関するよくある質問 (FAQ)

Q. 塗装工事に最適な季節はいつですか?

A.  地域によって異なりますが、ここ浜松市では基本的に一年中可能です。とくに気温が寒くもなく暑すぎることもない「春(3〜5月)」と「秋(9〜11月)」が人気です。しかし、春と秋は季節の変わり目であるため雨天になる確率が高く、一概に良い季節であるわけではありません。天候が安定しているのは12月~2月のため、この時期に塗装工事を行うこともお薦めです。結論として、現在の塗料は性能が良いため、気温5℃以下、湿度85%以上という条件(雨や雪の日)を避ければ、夏や冬でも品質に問題なく施工できます。

Q. 塗装ではなく、サイディングの張り替えや屋根の葺き替えをした方が良い場合は?

A.塗装はあくまで「表面の保護」です。外壁材そのものがボロボロに崩れていたり、雨漏りで内部の木材が腐食していたりする場合は塗装では直せません。その場合は、既存の外壁や屋根の上から新しい外壁材・屋根材を張る「カバー工法」や、全て取り替える「張り替え・葺き替え」があります。診断の際、塗装で持つのか、カバーもしくは張り替えが必要なのかを正直に判断してくれる業者を選びましょう。

Q. 自分でDIYで塗装することはできますか?

A. 塀や犬小屋などの小さな範囲なら可能ですが、家全体の塗装、とくに屋根や2階部分の塗装はDIYではおすすめしません。高所作業による転落事故の危険性が非常に高い上、プロのように均一な厚みで塗ることが難しく、すぐに剥がれてしまう可能性が高いからです。結果的に業者に頼み直すことになり、費用が余計にかかるケースも多いため、家全体の塗装はプロに任せるのが安全です。

Q. 近隣への挨拶は自分でも行った方が良いですか?

A. はい、業者も挨拶回りをしますが、お施主様ご自身でも両隣や向かい、裏のお宅へ一言挨拶をしておくことをおすすめします。「工事でご迷惑をおかけします」と一言あるだけで、騒音や臭いに対する近隣の方の心象は大きく変わり、トラブルを未然に防ぐことができます。

まとめ:長期的なコストパフォーマンスを考えるなら同時施工がおすすめ

外壁塗装と屋根塗装の同時施工について、メリット・デメリットから費用相場、業者選びまで解説してきました。

一度にかかる費用は決して安くありませんが、「足場代の節約」「メンテナンスサイクルの統一」「美観の向上」というメリットは、長期的に見れば数十万円単位のコストダウンと、将来の手間の削減につながります。

家は、私たち家族を雨風から守り、快適な暮らしを提供してくれる大切なパートナーです。そのパートナーが発している「汚れ」や「色褪せ」というSOSサインを見逃さず、適切な時期に適切なメンテナンスをしてあげることが、結果として家の寿命を延ばし、資産価値を守ることになります。

まずは、信頼できる地元の専門業者に現地調査を依頼し、自分の家の状態を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。相見積もりを取り、じっくりとプランを比較検討することで、きっと納得のいくリフォームができるはずです。あなたの大切なマイホームが、美しく生まれ変わることを応援しています。

浜松市の外壁塗装に100%の安心を。

外壁塗装革新の美匠

美匠未来建設 株式会社

代表取締役 高橋 瑛善

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■一級塗装技能士

■建築塗装指導員

■塗料/工法開発技術者

■日本建築塗装職人の会 技術顧問

■日本建築業者協議会 常務理事

■その他 資格多数保有

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品質追求は、私の人生そのものです。

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お客様へのメッセージ

私は昔から一つのことを追求する性格でした。そのため広い知識は持っていませんが追求する一つのことに関しては非常に深い見識を持っていることに大人になって気づきました。そしてそれは今でも変わっておりません。この外壁塗装・屋根塗装はとても奥が深く、お客様の求めるものを実現し続けようと思えば終わりがありません。しかしそれを叶えることが私の使命であり、存在価値であると思うに至りました。私は人生をかけて、お客様ご家族様と大切なお家を守り、末永い安心をお届けするために、全社員・全技術者とともに本日も仕事に打ち込んでまいります。

プロフィール

塗装技術者の道に入り20年超。20才の時に(株)美匠を設立。自社目線ではなく“お客様が求める”外壁塗装・屋根塗装を追求し続ける。その本質を追求する中で生まれたのが、七つの劣化因子を抑制することで塗膜だけでなくお家自体まで長持ちさせる技術。この技術によって品質とお客様満足度のさらなる向上を実現している。また、全国100社以上の塗装専門店を技術指導し、業界の健全発展に貢献する活動も行っている。著書に「お家の塗り替え 5つの秘訣」などがある。3人娘の父。

なお、(株)美匠は2018年2月に「未来をつくり出す美の匠」を指針に定めたことから美匠未来建設(株)へ社名変更し、地元浜松市に根付いた永続的な企業を目指し、品質追求のための研究開発を強化している。

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