美匠代表の塗装学

いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。

『外壁塗装の美匠』代表の高橋と申します。

 

地元浜松市に根付きながらも

全国１００社以上の塗装専門店を指導させて頂いている中から、

お客様にとって参考になる事例をお伝えさせて頂きます。

 

このシリーズを通して転ばぬ先の杖として、

事前に外壁塗装・屋根塗装後の不具合を知っていることによって、

塗装施工中にしっかりと予防対策を打つことが可能になります。

 

本号では、「外壁が部分的に色あせてきている」という不具合に対して、

原因と対策をいかに講じていけば良いのかをお伝えいたします。

 

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［不具合に対する補修対応の流れ］

 

外壁が部分的に色あせしてきている症状①

 

外壁が部分的に色あせしてきている症状②

 

外壁が部分的に色あせしてきている症状③

 

このように部分的に外壁の塗装が色あせしてしまっている

症状に対して共通していることがあります。

 

それは仕上げにクリヤー塗装を行う仕様（クリヤーコーティング）の場合に、

１回の塗装でクリヤーコーティングを仕上げてあることです。

 

※基本的に、下塗り＋中塗り＋上塗り＋クリヤー塗装（クリヤーコーティング）

　合計４回塗りが標準である場合が多いです。

 

１回で仕上げることで塗装コストを抑えることはできます。

しかし「塗り残し」が発生するリスクというのは非常に高いものになります。

 

クリヤー塗装はその名の通り透明ですので、

塗装している箇所がわからない状況になる場合があります。

実際に塗装をした際に一時的にツヤは出ますが、

太陽光の照り返しなどによって全体が光って見えることもあるため、

お家全体を１００％塗り残しなく１回で仕上げるということは

厳密にいえば不可能に近いと考えた方が健全です。

 

もちろん、ハケやローラーを何度も何度も転がすことで

表面の塗り残しは減らすことはできますが、

ローラー塗りを行う際の継ぎ目に関しては、

やはり塗り残しリスクというのが常につきまといます。

 

私たち美匠の外壁塗装の考え方としては、

そのような品質のバラつきや職人自身の能力に頼るのではなく、

塗装仕様の見直しや取り組み等から解決策を見出すようにしています。

 

今回の例では、クリヤー塗装（クリヤーコーティング）を

２回塗り（合計５回塗り）するということも一つの解決策です。

 

※１回分の塗装コストが高くなってしまう懸念点に関しては、

　美匠独自のコストカット体制を活用することで、

　他社が１回塗りで行う費用で美匠では２回塗りを行うことが可能になります。

 

まとめますと、

 

［原因］　クリヤー塗装（クリヤーコーティング）の１回塗り仕上げによる塗り残し

前述しましたように、１回仕上げのクリヤー塗装（クリヤーコーティング）は高いリスクがつきまといます。このリスクに対する対策を、見積りを取られた業者に確認するようにしていきましょう。

 

［対策］　クリヤー塗装（クリヤーコーティング）は１回塗りではなく２回塗り（合計５回塗り）とする

一つの解決策としては、１回塗り仕上げではなく２回塗り仕上げを行うということです。コスト面に関しては、その業者の企業努力的な側面（コストカット体制の確立や塗装ショールームを持たない等）も重要ですし、日の当たる南面だけでも５回塗りを行う、といった仕様でもコストを抑えながら色あせリスクも抑える効果がありますので、見積りを取られた業者と相談しながら塗装仕様を決めていくことを推奨いたします。

 

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このような対応を行うことを

お客様ご自身が把握していることが何より大切です。

 

また、見積りを取られる塗装業者・リフォーム業者・工務店等の

知識や経験そして実績を比較検討する際にも活用することができるようになります。

 

この「美匠代表の塗装学」の内容がお客様にとって有益な情報となり、

大切なお家の外壁塗装・屋根塗装の成功に繋がって頂ければ幸いです。

 

※美匠が使用する「外壁塗装」という概念の中には、

　屋根塗装、付帯部塗装、塗装工事、等々の塗装に関連する全てを含めています。

　シンプルにわかりやすくお客様へ伝えるために「外壁塗装」という言葉に集約しています。

 

※引き続き、新型コロナ対策を徹底してまいりますので、

　安心してご相談くださいませ。

 

浜松市の外壁塗装に１００％の安心を。

外壁塗装の美匠

代表取締役　高橋 明暉

 

■一級塗装技能士

■建築塗装指導員

■塗料／工法開発技術者

■日本建築塗装職人の会 技術顧問

■日本建築業者協議会 常務理事

■その他　資格多数保有

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品質追求は、私の人生そのものです。

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お客様へのメッセージ

私は昔から一つのことを追求する性格でした。そのため広い知識は持っていませんが追求する一つのことに関しては非常に深い見識を持っていることに大人になって気づきました。そしてそれは今でも変わっておりません。この外壁塗装・屋根塗装はとても奥が深く、お客様の求めるものを実現し続けようと思えば終わりがありません。しかしそれを叶えることが私の使命であり、存在価値であると思うに至りました。私は人生をかけて、お客様ご家族様と大切なお家を守り、末永い安心をお届けするために、全社員・全技術者とともに本日も仕事に打ち込んでまいります。

プロフィール

塗装技術者の道に入り２０年。下積みを積んだ後、２０才の時に株式会社 美匠を設立。自社目線ではなく“お客様が求める”外壁塗装・屋根塗装を追求し続ける。その本質を追求する中で生まれたのが、七つの劣化因子を抑制することで塗膜だけでなくお家自体まで長持ちさせる技術。この技術によって品質とお客様満足度のさらなる向上を実現している。また、全国１００社以上の塗装専門店を技術指導し、業界の健全発展に貢献する活動も行っている。著書に「お家の塗り替え ５つの秘訣」などがある。３人娘の父。

なお、株式会社 美匠は２０１８年２月に「未来をつくり出す美の匠」を指針に定めたことから美匠未来建設 株式会社 へ社名変更し、地元浜松市に根付いた永続的な企業を目指し、品質追求のための研究開発を強化している。