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美匠代表の塗装学

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事例紹介

外壁塗装・屋根塗装後の不具合対応シリーズ[シーリング目地上の塗膜割れ編]

いつもお読み頂き、誠にありがとうございます。

『外壁塗装の美匠』代表の高橋と申します。

 

地元浜松市に根付きながらも

全国100社以上の塗装専門店を指導させて頂いている中から、

お客様にとって参考になる事例をお伝えさせて頂きます。

 

このシリーズを通して転ばぬ先の杖として、

事前に外壁塗装・屋根塗装後の不具合を知っていることによって、

塗装施工中にしっかりと予防対策を打つことが可能になります。

 

本号では、

「外壁の目地に付いている塗膜が割れて気になる」という不具合に対して、

原因と対策をいかに講じていけば良いのかをお伝えいたします。

 

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[不具合に対する補修対応の流れ]

 

外壁のシーリング目地上のひび割れ症状

 

外壁塗装を行って1、2年ほど経過し、

ふと外壁を何気なく見てみると、

何か縦にひび割れのような線が入っている・・・

 

という流れでお客様がシーリング目地上のひび割れを

発見されることが多いようです。

 

確かにこのようなひび割れが発生していたら

「家の中に雨が入らないか心配・・・」

という気持ちになると思います。

 

その他の症状として、

 

外壁 窓枠まわりのシーリング目地上の塗膜割れ症状

 

外壁 テラス接続部のシーリング目地上の塗膜割れ症状

 

外壁 ベランダ笠木接続部のシーリング目地上の塗膜割れ症状

 

これらのように、

シーリング目地はお家のいたるところにあり、

シーリング材の選定 ~ 下塗り塗料の選定 ~ 施工(適切な処理を含む)

にいたるまで適切な対応をすることが求められます。

 

多くの場合、適切な処理がなされないまま、

表面的(一時的)にきれいに見える外壁塗装を行う傾向にあり、

これらのシーリング目地に関連する対応が甘いことが往々にしてあります。

 

しかし注意して頂きたいのは、

シーリング材の柔軟性と塗膜の柔軟性には大きく差があり、

本質的に相性が良くない(遅かれ早かれ塗膜のひび割れを起こす)ということです。

この点をしっかりと理解したうえで適切な施工を行う必要があります。

 

もちろんシーリング材の上から塗膜を付けない「後打ち工法」による仕上げも可能です。

それであればシーリング上の塗膜割れを起こす心配はなくなります。

 

しかし一方で、

塗膜で保護されない後打ち工法によるシーリング材は

紫外線や雨水による劣化要因を直接受けることになり、

シーリング材自体の劣化を促進させてしまいます。

 

大別すると、

①シーリング材自体の劣化を防ぎたい方(シーリング目地上の塗膜割れを了承する)⇒ 先打ち工法

②劣化(防水保護)よりも美観性を大切にしたい方(シーリング目地上の塗膜割れを了承しない)⇒ 後打ち工法

 

このようになります。

私たち美匠では総合的・長期的に考えて「①」を推奨しています。

 

具体的な目地シーリング施工内容については

下記の「塗装工程の基本」ページにて記載しておりますので、

こちらをご参照くださいませ。

 

塗装工程の基本ページ

 

[原因] 適切なシーリング材の選定 ~ 下塗り塗料の選定 ~ 施工(適切な処理を含む)の不足

今回の事例のように、目地シーリング上の塗膜割れ症状にも様々なものがあり、今回ご紹介した事例はごく一部です。しかし共通して言えることは、「使用塗料との密着性試験に合格しているシーリング材を選定する必要があること」「仕上げ色と同色系のシーリング材を使用すること」「シーリング材との相性が良い下塗り塗料(プレミアムペイント製を推奨)を使用すること」「密着しないシリコーン系のシーリング材に対する下地処理や共色施工を実施する必要があること」等が挙げられます。

 

[対策] 見積書に「使用するシーリング材の詳細」と「使用する塗料との密着性試験済の資料」をもらうこと

外壁塗装において重要なことは、契約前にいかに問題や課題を解決できるかにかかっています。そのため見積書を提出してもらう際に、「使用するシーリング材の詳細情報が記載された資料」と「実際に使用する塗料とシーリング材との密着性試験を行い、合格済であることを証明する資料」が必要になります。口頭ではなく、きちんと資料として詳細情報を提出してもらうように指示を出していきましょう。ここで対応できない業者は後々の工事でトラブルリスクがあるため候補から外しておくことを推奨いたします。これらの対応を通して、業者を選定する一つの基準にして頂くことも良いと思います。

 

「共色施工」を実施すると、

たとえシーリング目地上の塗膜が割れたとしても、

目立ちにくい(美観性を維持する)ことができます。

 

※共色(ともいろ)施工とは、

 上塗り塗料の仕上げ色に合わせたシーリング材の色を選定し、

 その近似色のシーリング材を使用してシーリング打ちを行うこと

 

使用する塗料とシーリング材との

密着性試験を証明する資料(一部抜粋)

 

口頭や経験からではなく、

しっかりとした実証データをもとにした

塗装仕様を組むのが美匠の外壁塗装の特徴の一つです。

 

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このような対応を行うことを

お客様ご自身が把握していることが何より大切です。

 

また、見積りを取られる塗装業者・リフォーム業者・工務店等の

知識や経験そして実績を比較検討する際にも活用することができるようになります。

 

この「美匠代表の塗装学」の内容がお客様にとって有益な情報となり、

大切なお家の外壁塗装・屋根塗装の成功に繋がって頂ければ幸いです。

 

※美匠が使用する「外壁塗装」という概念の中には、

 屋根塗装、付帯部塗装、塗装工事、等々の塗装に関連する全てを含めています。

 シンプルにわかりやすくお客様へ伝えるために「外壁塗装」という言葉に集約しています。

 

※引き続き、新型コロナ対策を徹底してまいりますので、

 安心してご相談くださいませ。

 

浜松市の外壁塗装に100%の安心を。

外壁塗装の美匠

代表取締役 高橋 明暉

 

■一級塗装技能士

■建築塗装指導員

■塗料/工法開発技術者

■日本建築塗装職人の会 技術顧問

■日本建築業者協議会 常務理事

■その他 資格多数保有

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品質追求は、私の人生そのものです。

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お客様へのメッセージ

私は昔から一つのことを追求する性格でした。そのため広い知識は持っていませんが追求する一つのことに関しては非常に深い見識を持っていることに大人になって気づきました。そしてそれは今でも変わっておりません。この外壁塗装・屋根塗装はとても奥が深く、お客様の求めるものを実現し続けようと思えば終わりがありません。しかしそれを叶えることが私の使命であり、存在価値であると思うに至りました。私は人生をかけて、お客様ご家族様と大切なお家を守り、末永い安心をお届けするために、全社員・全技術者とともに本日も仕事に打ち込んでまいります。

プロフィール

塗装技術者の道に入り20年。下積みを積んだ後、20才の時に株式会社 美匠を設立。自社目線ではなく“お客様が求める”外壁塗装・屋根塗装を追求し続ける。その本質を追求する中で生まれたのが、七つの劣化因子を抑制することで塗膜だけでなくお家自体まで長持ちさせる技術。この技術によって品質とお客様満足度のさらなる向上を実現している。また、全国100社以上の塗装専門店を技術指導し、業界の健全発展に貢献する活動も行っている。著書に「お家の塗り替え 5つの秘訣」などがある。3人娘の父。

なお、株式会社 美匠は2018年2月に「未来をつくり出す美の匠」を指針に定めたことから美匠未来建設 株式会社 へ社名変更し、地元浜松市に根付いた永続的な企業を目指し、品質追求のための研究開発を強化している。

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